4. ダイナミックな構図が狙えるズームレンズ
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圧縮効果とボケ味が魅力

 
遠くの風景や人物を簡単に拡大して撮影できる デジカメのズーム機能。
しかし、拡大だけがズームで得られる効果ではありません。
実際に撮影してみると、倍率が高くなるにつれて 被写体が拡大されるのと同時に背景のボケ具合が増しているのがわかります。
これは、ズームの倍率を上げると 被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなるためです。
また、高いズーム倍率には 遠くの背景との距離感を小さくする 圧縮効果もあります。これらの効果は倍率が高いほど表れやすいです。

カメラの世界では 画像の写る範囲は 焦点距離で 表されます。
銀塩フィルムカメラの世界では、人間が両目で見える範囲の40〜50mm前後を標準として、 35mmより小さいと広角レンズ、70mm以上を望遠レンズ、200mmもあれば大望遠レンズと呼びます。
最近登場している手頃な12倍ズーム機は、最大430mm相当なので、カメラの世界では希有な超大望遠レンズを標準搭載しているといえます。
そのため、10〜12倍ズーム機を使えば圧縮効果や被写体の前後をボカす効果が簡単に得られるのです。
なお、こうした効果は焦点距離の変化によって生じるので、画像処理によって拡大するデジタルズームでは発生しません。
高倍率のズームで撮影するときは、手ブレには充分気をつけましょう。
望遠になればなるほど、少しの手ブレが大きく影響します。
一般に、シャッター速度が「焦点距離分の1」秒 より遅いと手ブレするといわれています。
例えば400mmでは400分の1秒より速い速度が必要になります。シャッター速度を速くするには、 光を多く取り込まなければならないので、明るいレンズや高いISO感度を持つカメラが有利です。 デジタルカメラを選ぶときには、レンズの明るさ(F値、値が小さいほど明るい) や対応するISO感度、手ブレ補正機能にも注目しましょう。



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